戦前2等車の青帯について 結論

本日はM氏、I氏のお二人が都合を付けてFABに寄って下さいました。
M氏が顔料を入手し、調合したものを持参くださいました。
I氏によると概ね想像通りの製造法との事。
下地の色や延ばす溶液にもよるので一概には言えませんが、戦前2等帯・3等帯色ともに市販の色とは大きく違っていました。
戦前二等帯は群青色がかなり残っていて青味が濃い感じですね。
三等帯はどちらかと言うと朱に近い感じです。
あ、三等帯はシンナーにうまく溶けなかったので顔料の色からの判断です。
I氏によると亜麻仁油数滴で乳化させると良いとの事。
日華朱は神社の鳥居で使用されている顔料だそうです。

どうにか市販したいのですが、15ml瓶入りで1,000円になりそう。
15mlあれば一生ものですね。
必要としている方がどの位いらっしゃるか???
最低でも250瓶にもなるんですよね。
250人は絶対に居ないよなー。

一連の話中で食堂車が永く漆塗りだったのは、漆以外の塗装だと料理で使う油が融合して塗膜を冒してしまう為とおっしゃっておりました。
そういえば、N氏が食堂車の漆塗りは戦後まで有ったとおっしゃっていたのを思い出しました。
これを聞いて納得です。

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